THE SERVES CHOICE Vol.1 ランチメニューの大定番「カレー」
お店で出したくなるひと皿を提案する「THE SERVES CHOICE」。第一回目のテーマは、ランチメニューの大定番、カレーです。
ひと口にカレーといっても、その種類は実にさまざま。香辛料たっぷりのスパイシーなカレーもあれば、パクチーを効かせたエスニック風も。レストランのリッチなカレー、創作カレーや自宅で食べるような家庭的なひと皿も魅力的です。
選ぶジャンルやお店のスタイルによって、まるで違う料理となるカレー。お店の色が出るメニューだからこそ、お皿にもこだわりたいものです。
今回はSERVESで取り扱う器の中でも、とりわけカレーに合うものをセレクト。フードコーディネーターの蓮沼あいさんに、お皿からインスピレーションを受けた創作カレーを作っていただきました。料理から選ぶお皿ではなく、お皿から生まれた料理。カレー皿を検討する際には、ぜひ参考にしてみてください。
■Choice.01 「セレネ 28.5cm プレートスクエアーレリーフ」
ひとつ目はセレネのプレート。どんな料理も受け止められる十分な大きさのお皿です。スクエアのレリーフが格調の高さを感じさせるひと皿です。
蓮沼さん「一目で品の良さを感じるお皿ですね。艶があって、形も美しいし。高級ホテルのレストランで出されても違和感がなく、とても上品に見えます」
このお皿に合わせて蓮沼さんが創作したのがこちらのカレー。
「有頭海老を主役に、かぼちゃ、蓮根、小茄子、にんじん、とうもろこしといった見た目のバランスも考慮した野菜をトッピング。こしたようにプレーンなスープをたっぷりと注いで完成です。ホテルのレストランで出されるような、高級感のあるフレンチ風カレーを目指しました」
この料理にした理由を教えてください
「カレーを上品に提供するのって実は難しいんです。多くの人にとって食べ慣れた料理ですから、どこかに日常感がでちゃう。でもこのプレートはとても良いですね。口がたっぷりと大きく、質感もいい。高級なひと皿であることがすぐに分かる。その雰囲気を活かして、ホテルで提供されるようなカレーにしました」
他にはどんな料理が合うでしょうか
「今回はテーマに合わせてカレーでしたが、和食の炊き合わせとかも合うと思います。真っ白で大きなお皿は使い勝手がいいので、和洋で楽しめますよ」
■Choice.02 「ROOTS プラ―ト 29cmプラター(マリーノ)」
ふたつ目は、カフェで人気の高いプラート。中でも深い青が特徴のマリーノをチョイスしました。
蓮沼さん「まず、色が良いなと思いました。深いブルーも、ラインのピンクもいい色ですよね。」
「刻みパクチーとフライドガーリックを混ぜたご飯にキーマカレー、湯むきしたトマト、卵、 唐辛子をトッピング。最後にパクチーを飾ってエスニックなキーマカレーの完成です。」
この料理にした理由を教えてください
「やっぱり色が特徴なので、この色をどう生かすかを考えました。湯むきしたトマトが、ラインのピンクにぴったりでしたね」
他にはどんな料理が合うでしょうか
「パスタは使いやすそうですね。シチューも合うと思います。お皿自体が結構存在感があるので、あまり主張しない料理がおすすめですね」
■Choice.03 「ハーベスト 27.5cm ディナー皿(ナイトブラック)」
※現在こちらの商品はお取扱いしていない為、商品についてはこちらまでお問い合わせ下さい。
蓮沼さん「マットな風合いがとってもいいですよね。何をのせても映える色味。少し派手な料理でもちゃんと受けてめてくれると思います」
「2種カレーのあいがけです。ターメリックライスをお皿の真ん中に棒状に置き、上にフライドオニオン、紫キャベツの酢漬けを添えました。片面にはほうれん草カレーにナッツトッピング。もう片面にはバターチキンカレー、パクチーをトッピングしました。色合いが楽しいカレーです」
他にはどんな料理が合うでしょうか
「ハンバーグ、肉料理、なんでも相性の良い万能選手。家庭でもレストランでも活躍しそうですね。」
お店で出したくなる一皿は見つかったでしょうか。これからもThe Serves Choiceではさざまな視点から、器選びのヒントをお届けしていきます。次回もぜひお楽しみに。
[今回登場したお皿]
フードコーディネーター 蓮沼 あい
食品メーカーへのレシピ提供や撮影協力、広告・雑誌でのレシピ紹介をはじめ、飲食店のプロデュースや料理イベントまで幅広く手がける。食育をテーマにしたテレビ番組にも出演していたことから、地元農家への関心も高い。